立山黒部アルペンルートオフィシャルガイド このウィンドウを閉じる
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雷鳥(ライチョウ)
【学名:Lagopus mutus japonicus】キジ目ライチョウ科ライチョウ
太古の昔より、神の使いとして大切にされてきた雷鳥。氷河時代の生き残りと言われ、今では国の特別天然記念物に指定されています。雷鳥の最大の特徴は、なんといってもその毛色。岩肌があらわになる夏は茶色のまだら模様、辺り一面が雪で覆われる冬は純白の保護色を身にまといます。立山全体で約330羽生息している雷鳥は、特に室堂平周辺で多く見られます。10数年間、その個体数がほとんど変化していないという事実は、立山の環境が雷鳥の生息地として安定しているという証拠でしょう。 雷鳥
雷鳥の四季
春の雷鳥 (繁殖期・縄張り)
4月になると、オスどうしのなわばり争いがはじまります。オスはなわばりを確保するとそれを守るため、眺めのよい木や岩の上でじっと見張りをします。なわばりに迎えられたメスは、6月中旬から7月初めにかけてハイマツのふちなどに作られた巣に5〜8個の卵を産みます。
夏の雷鳥 (抱卵とヒナの誕生)
メスは卵を抱きあたためつづけ、日に2・3度、餌をとるとき以外は巣を離れません。あたためはじめて22〜23日後、7月上旬から下旬にヒナは誕生します。これと同時に、オスはなわばりを守ることをやめます。メスはしばらくの間ヒナと行動をともにし、エサ場に連れて行ってやったり、体温を保つため時々おなかの下に入れてあたためてやります。
秋の雷鳥 (ヒナから幼鳥へ)
9月になるとヒナもだいぶ成長し、親鳥に似た羽毛に生えかわります。この最初の換毛を迎えるとヒナは幼鳥と呼ばれるようになりますが、しばらくの間、母鳥と一緒の日々がつづきます。10月に入り雪が降ると幼鳥は真っ白な冬毛に身を包み、群れをつくったり単独行動をはじめるなど、親鳥のもとから少しずつ巣立っていきます。
冬の雷鳥 (越冬・集団生活)
氷点下の厳しい寒さと深い雪に襲われる高山帯。雷鳥たちは少しでも快適な暮らしを求めて、ふだん生活している場所から弥陀ヶ原あたりまで移動してきます。そしてそこで、ひたすら食べ、そして休息することに一日の大半を費やすのです。
雷鳥とはいつ、どこであえるの?
オス1匹:4月にはなわばり争いがはじまり、雪原のあちこちで「グエッ」という鳴き声が聞こえます。雪の大谷入り口あたりでは室堂の斜面から滑空する姿がよく見られるでしょう。また、5〜6月には、オスはなわばり内を渡すため見晴らしのよい岩や木の上で一日中見張りをしています。みくりが池あたりの岩の上などは、絶好のウォッチングスポットです。 オス一匹
親子連れ:トンビや鷹などの天敵から逃れるため、ハイマツの周辺部にもぐり込んだり、谷の中の花畑で高山植物の新芽などのエサをとっていることが多いようです。ガスがかかっていると、特に活動的になります。また、10月初雪が降ると、エサ場の周辺に30羽前後の集団となって現れることもあります。 親子連れ
雷鳥の王国をテーマにした見学施設富山県立山自然保護センター(室堂ターミナルそば)でも雷鳥の情報を公開しています。
立山自然保護センターのホームページへ
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