後立山連峰の御来光
雲海に浮かぶ、後立山連峰。日の出とともに辺りは清らかな光に包まれていく。
雲海に浮かぶ、後立山連峰。日の出とともに辺りは清らかな光に包まれていく。
立山は、富士山、白山と並ぶ日本三霊山の一つ。古くから山岳信仰の場として、人々の祈りの対象となってきた。 現代の今も、四季折々に変化する立山の雄姿は、神々しさに満ちている。
地獄と極楽浄土が一体となった神の山として、恐れられ、崇められてきた立山。
江戸時代には、立山信仰の世界を凝縮して描いた「立山曼陀羅」の絵解きをしながら、全国で布教活動が行われた。
立山曼陀羅には、雄山の頂上近くに現れる、阿弥陀如来の来迎の様子が描かれていた。つまり、御来光とは、山の頂に神様が現れること。
無限の光で人々を照らす阿弥陀如来に導かれ、極楽浄土に往生したいと多くの人々は願った。その祈りが凝縮された瞬間が、御来光を拝むということだったのだ。
立山の御来光
澄み切った清浄な冷気のなか、雄山頂上から見る御来光。例えようのない荘厳さに満ちている。
澄み切った清浄な冷気のなか、雄山頂上から見る御来光。例えようのない荘厳さに満ちている。
大観峰の御来光(11月)
大観峰から望む後立山連峰から登る朝日も見所の一つ。御来光ツアーで楽しむこともできる。
大観峰から望む後立山連峰から登る朝日も見所の一つ。御来光ツアーで楽しむこともできる。
21世紀の今でも、多くの人が御来光を楽しみに立山を訪れる。 早朝の清浄な空気に包まれ、山から登る神聖な光を浴びると、誰もが穏やかで清々しい気分になれる。
御来光を拝むということは、心身を豊かに再生させるということ。自然への畏敬の念や、命の尊さを肌で感じることができる特別な時間なのだ。





